大王製紙は24日、同社の許可なく紙おむつを並行輸入していた中国の業者と、「今後並行輸入をしない」ことなどを条件に、和解したと発表した。商標権の侵害などを理由に今年3月、中国の裁判所に訴えていた。この業者が中国の税関に差し押さえられた製品を廃棄することでも合意し、大王が立ち会って廃棄を確認したという。
中国では、日本製の紙おむつが日本より高い値段で売れている。並行輸入業者によるトラブルも多く、大王は「放置しておけば、ブランド価値が損なわれる」と判断して訴訟に踏み切っていた。(朝日新聞Digital2014年7月25日)
中国で安いおむつを買って、日本に並行輸入している問題だと思っていましたが逆でした。日本で買ったおむつの中国への輸出です。日本のおむつは非常に品質が高いため、中国では日本での販売価格よりも高く売られているそうです。月に50万円から100万円の利益を上げるケースもあるそうです。
ロシアでも花王の「メリーズ」が大人気で日本からの並行輸入が問題になっていると聞いたことがあります。