偽ヴィトンなど販売目的で所持　容疑の元組員ら逮捕

　販売目的で高級ブランド品の偽物を所持していたとして、愛知県警が暴力団の元組員の男ら４人を商標法違反（販売目的所持）の疑いで逮捕したことがわかった。県警は、偽ブランド品を売りさばいて得た利益が暴力団側に流れ、資金源になっていた可能性もあるとみて、事件の構図を調べる方針。

　捜査関係者によると、４人は８月、大阪府内の倉庫で、ルイ・ヴィトンなど高級ブランド品の偽物を販売する目的で持っていた疑いがある。

　県警はこれまでの内偵捜査で、４人を含めた犯罪グループが倉庫内に偽ブランド品を保管していることを把握。８月２６日、倉庫に入った３人を商標法違反の疑いで逮捕するとともに、倉庫などの家宅捜索をしていた。さらに残る１人も４日に身柄を確保した。

　偽ブランド品は主にインターネットで販売しており、これまでに約２千万円を売り上げていたとみられる。ネットパトロールをしていた県警の捜査員が男らのサイトの商品が偽物であることに気づき、捜査に着手した。（朝日新聞2014年9月4日）

インターネットでの売買が普及するにつれ、どんどん模倣品の被害が拡大していますね。

警察側もネットパトロールといって、従来になかった捜査方法と人材が求められているのでしょう。