大阪税関(大阪市港区)は、海外から関西国際空港などに送られてきたものの偽ブランド品などのために輸入差し止めにした件数が今年1~6月の上半期で計4759件あり、差し止めした点数が10万9724点にのぼったと発表。差し止めた製品を公開した。品目別点数では、スマートフォンケースなどを含む「携帯電話及び付属品」の項目が1万9877点で全体の18・1%を占め、初めて最多となった。
大阪税関によると、「携帯電話及び付属品」はほとんどがスマホケースで、スマホが普及していることが背景にあるとみられる。ブランドメーカーもスマホのケースを販売しており、差し止めになったのは、完全なコピー商品のほか、ロゴを使った実在しないデザインの商品もあるという。
差し止めになったほかの品目別点数では、「衣類」1万7970点(16・4%)、「バッグ類」1万3175点(12%)、アクセサリーなどが入る「身辺細貨類」7910点(7・2%)と続いた。
消費者がインターネット通販で国内のサイトと思い購入したところ、実は偽ブランドを扱う海外のサイトで、手元に届かないまま差し止められるケースも多いという。大阪税関では「サイトの日本語の文章が変だったり、価格が異常に安かったりすれば、悪質なサイトかもしれない。ブランド品は信頼できる店やサイトで購入してほしい」と呼びかけている。(産経ニュース2014年9月21日)
大阪税関の差止め品は、スマートフォンケースなどの「携帯電話及び付属品」が一番多いそうです。