米ファッションブランド「アナスイ」の偽ブランド品を販売目的で所持していたとして、大阪府警交野署などは4日、商標法違反の疑いで、同府河内長野市の雑貨販売会社「大洋商事」代表、男性容疑者(33)ら中国人2人を現行犯逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は4日午前、同市美加の台の同社事務所で、アナスイのハンドバッグ1個を販売目的で所持していたとしている。捜索の結果、事務所から偽ブランド品とみられるバッグなど5千点以上が押収された。
同署によると、業者と契約してインターネット上に店舗を開き、商品を販売する「ドロップシッピング(DS)」を副業で手がける同府交野市内の男性会社員(50)が今年8月、顧客からクレームを受けた商品が偽物の疑いがあるとして同署に申告。商品の仕入れ先を調べた結果、同社の関与が浮上した。
ドロップシッピングから模倣品が摘発されました。珍しいケースです。5000点の模倣品を保管し、ドロップシッピングを仕掛けていたとは、かなり大規模な営業です。