偽造の運転免許証を見せて偽ブランド品の質入れを繰り返したとして、偽造有印公文書行使と詐欺の罪に問われた大阪府茨木市の被告(62)に対し、佐賀地裁は30日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。
吉井広幸裁判長は判決理由で、「類似ブランド品の流通量が少なく、質店で偽物と見抜かれる可能性の低い地域で犯行に及んでいる。巧妙かつ悪質で、責任は重い」と指摘。被害賠償が進んでいることなどを執行猶予の事情に挙げた。
判決によると、被告は2015年11月、佐賀市の2カ所の質店で、偽造の免許証を提示して他人になりすまし、偽物のロレックス製の腕時計を質入れして55万円ずつだまし取るなどした。
62歳の被告が佐賀市の2カ所の質店で、偽造の免許証を提示して他人になりすまし、偽物のロレックス製の腕時計を質入れして55万円ずつだまし取ったそうです。
地方の質屋ではなかなか模倣品を見抜くことが困難なようです。真贋を判断することが質屋の仕事とも思われますが、次々登場する新作を全てフォローすることは実質的に不可能ですね。